開催情報

日時・会場

開催日時: 2025年9月6日(土)12:30〜18:00

会場: うかいミュージアム 四阿(あずまや)

アクセス: 会場詳細はこちら

配信: なし

参考情報: 参加者向け詳細情報(note)

参加登録

参加申込み

募集期間: 2025年7月18日(金)12:00 〜 2025年9月6日(土)12:30

募集定員: 約40名(スピーカー・スタッフ入れて約60名弱の規模になります)

本編 + 懇親会: 無料・おやつ程度の食事を用意します。

アフターイベント(鵜飼観覧): 6,000円(現地支払い)・定員20名・お弁当付き・貸切屋形船です。

注意: 先着順での受付となります。会場の都合上、定員に限りがございます。

プログラム

11:30会場オープン
12:30 - 12:40OPENING
12:40 - 13:05
refinementsのメソッド定義を4000倍速くした話
alpaca_tc
alpaca-tc

Ruby3.2以降、refinementsにおけるメソッド定義はパフォーマンスが大幅に劣化しており、実は3.2〜3.5で1万倍弱遅くなっています。

私たちが開発する社内サービスでRubyをアップデートした際に、Railsアプリケーションの起動に数十秒かかるようになってしまったことで、この問題が発覚しました。

この発表では、どうしてパフォーマンス劣化が発生していたのか、そしてどうやって不具合を修正して高速化したのか、MRIの内部実装を元に解説します。

13:05 - 13:30
知っているようで知らないrails newの世界
luccafort
luccafort

Railsで開発したことがある人なら誰もが一度は実行したことのあるrails new。 ですがその裏側で何が実行され、どのような設計になっているか説明できる人はいるでしょうか?

本トークではrails newがどのような実行フローを行っているか、また使われている技術がどのような設計の組み合わせによって実現しているかについて深く掘り下げていきます。 このトークによって、Rails::CommandやRails::Generatorの仕組みを知ると同時にどのように連携してアプリケーションのスケルトンを作成しているかを解説します。 RailsのCLIやジェネレーターを自作したい方、テンプレートのカスタマイズを通して自分だけの治具を作るという体験・知識を身につける、最初の一歩の踏み出し方についてお話します。

13:30 - 13:55
Ruby × iOSアプリ開発:共に歩んだエコシステムの物語
temoki
Tomoki Kobayashi

私たちiOSアプリ開発者は、普段Rubyを直接書く機会は少ないかもしれませんが、その開発プロセスにおいて、実はRubyに大きく支えられてきました。そして、その関係性は一方的なものではなく、iOSアプリ開発コミュニティからRubyエコシステムへの重要な貢献も生まれています。この発表ではiOSアプリ開発者の視点でその歴史についてお話ししたいと思います。

休憩(20分)
14:15 - 14:40
Ruby Mini Language作成記 〜ハンズオンで学ぶインタプリタの世界〜
haruguchi-yuma
haruguchi

勉強会でRuby Mini Languageというミニインタプリタをハンズオン形式で段階的に実装した体験談です。字句解析、構文解析、評価という処理の流れを実際のコードとともに解説し、独自文法を考える面白さと、設計上の落とし穴について実例を交えてお話しします。「インタプリタって何?」から始まって、自分でプログラミング言語を作ることの楽しさまでを20分で体感して欲しいです。

14:40 - 15:05
💡Ruby(ひかるびー) 川辺で灯すPicoRubyからの光
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bash

光。

有史以来の人類にとって光を灯すことは大事な営みであり、生活、科学、芸術までさまざまな分野で取り組まれてきました。Rubyコミュニティでも、カンファレンスで自作キーボードやマイクロコントローラーのLEDが美しく光る様子を見たことがある人は多いでしょう。

このセッションでは、この「光」に着目して、最近Rubyコミュニティで知名度が高まっている組み込み系PicoRubyを用いて、アウトプットである光の制御とインプットとなる光らせるパラメーターの取得のパターンの解説と具体的なデモをもとに、ひとりひとりが実践できる💡Ruby装置開発にて、多くの人にPicoRubyのたのしさを提示できればと思います。

これはわたし自身の経験として、組み込み開発の入門である「Lチカ」(LEDを光らせること)をPicoRubyで行う際につまづいて、挫折しかかったという苦い経験があるからです。こういう初歩での失敗体験がせっかくのPicoRubyへの参入の障壁になる。またこれを乗り越えたとしても何を作ればいいかわからず先に進めなくなるというのもよくあります。そのため、本セッションではLチカの直接の延長として、光らせることそのものをたのしさとして、体系的なPicoRuby学習パスを提示します。

プレゼンテーションではスライドとともに実機でのデモを行い、セッション後に体験いただいたり、数に限りはありますがパーツの頒布分を持参し、すぐ組み立ていただくことも予定しています。

何かに役立つRubyの利用だけでない、暗闇に光を灯すというプリミティブな人類のいのちの喜びをRubyで実現する――そのたのしさを長良川のほとりで味わっていただきたいと考えています。

15:05 - 15:30
365日のOSS開発を続ける舞台裏
koic
Koichi ITO

RuboCopコミッターである、私のRubyエコシステム開発における環境の話です。

ここ8年くらいのRuboCopへのコントリビューションを中心に整えた、Rubyエコシステムへの開発環境のお話になります。また、OSS 開発では世界中の開発者とのコミュニケーションも必要になります。この講演では、開発環境にとどまらず、コミュニケーションといった人間面や、OSSで燃え尽きないためモチベーションへの工夫についてもお話しします。

オープンソース開発を題材にしているものの、出発点は現場のプロジェクトです。オープンソースと現場のアトリエを透過的に扱えるように整備する考え方のヒントをお伝えします。

小休憩
15:35 - 15:55スポンサーセッション、日本Rubyの会の紹介
15:55 - 16:00CLOSING
16:00 - 17:30懇親会
17:30片付け & 解散
以下はアフターイベント(鵜飼)参加者向け
18:00 - 18:30うかい乗り場まで移動
18:30船出向
19:45鵜飼開始
20:30 - 21:00下船

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