PRESENTATION
SESSION
「照らす技術」をRubyで照らす
ステージを華やかに彩る照明や、演者の影でせわしなく動き回るムービングライト。これらを裏側で制御する共通言語が「DMX512」という通信プロトコルです。本セッションでは、ふだん裏方に徹している「ステージを照らす技術」にスポットライトを当て、そのプロトコルの実装を紹介します。 具体的には、PicoRubyを用いてRubyスクリプトでDMX512-A信号を生成し、ムービングライトと直接通信する手法を取り上げます。普段触れる機会の少ない業務用プロトコルの実装を通して、その技術的仕様の裏側にどのような仕組みがあるのかを紐解いていきます。 また、Raspberry Pi Pico 2Wを用いた照明コントローラーの実装を通じ、物理層で要求される厳密なタイミング制御を、マイコンのハードウェア機能を用いてどうRubyから扱うのか、その内部構造を解説します。PicoRubyを使えば、一見複雑な通信規格も直感的に実装できるようになり、Rubyで操れる物理世界の可能性が大きくひろがります。 セッションの最後には、実際に会場へ持ち込んだムービングライトを、Rubyコードを用いてリアルタイムに制御するデモンストレーションを実施する予定です。Rubyが多様なプロトコルを話すことで広がる、新たな表現の可能性をぜひ体感してください。